共同購買

キョウドウコウバイ

大量取引による規模の利益の実現によって、仕入コストの低減をはかり、取引条件を有利にする等のメリットが得られる購買方法のことです。

共同購買では、購買する主体が複数（人・組織）で同じ品目（材・サービス）を同条件（共通の仕様）で購入します。共通の仕様で多くの数量を購買することで、購買する側は購買ボリュームを増やすことでサプライヤに対するバイイング・パワーを得ることができます。

共同購買の課題

共同購買という考え方はB2CでもB2Bでもあるものですが、一般的にはB2Bで共同購買を行うほうがB2Cよりも難易度が高いと言われています。その理由ですが、共同購買で取得する材・サービスの品質や特性などの仕様が企業毎によって異なることや、仕様事態が複雑であることが理由とされています。

サプライヤの立場からすれば、同じ品目であったとしても細かい仕様はバラバラとなれば準備・提供するにあたり手間が増えますので、購買側の主張するボリュームのメリットはそれほど感じません。そのため、サプライヤにとってのメリットもとなると購買する際の仕様を共通化するという作業が必要となります。

共通の仕様を作るには、購買する材・サービスへの知見もさることながら、共同購買に参加する各社の事情を鑑みてオーバースペックな部分を是正するなど調整行為も多く発生します。そのため、調整を行うに適当な人選が難しいということがあります。このあたりを含め、B2Bの共同購買を進めるには課題が多いと言われることとなります。

こちらのコラムにて詳しく紹介しています。

ディーコープでの共同購買

その点、ディーコープで扱う共同購買では間接経費分野の材・サービスのコスト削減を専門とするディーコープの社員が仕様の取りまとめに関与するため、共通の仕様を策定するにあたりストレスが少ないということが言えます。専門家の関与のもと、共同購買を推進していただければと思います。

共同購買の先に

共同購買では、同じ品目で仕様を共通化しコスト削減を目指すサービスです。ディーコープでは、共同でコストを削減していくサービスを、品目単位のみでなくコミュニティとして不安定・予測が難しい情勢下で購買活動・コスト削減というテーマを“共に考え”・“成果を共有する”取り組みを進めていく必要を感じております。そのためのコミュニティとして“共同購買Deeコミュニティ”を立ち上げました。共同購買に興味がある、自社や自力ではなく知恵やノウハウを共有し・共創していくことに興味がある方、是非共同購買Deeコミュニティについてもご検討いただければと思います。