最適な間接材購買のススメ

  • 社長コラム第2弾

    2018/01/15

    インソース(内製化)とアウトソース(外注)の分かれ目とは

    一般的に、会社では、どんな時にアウトソース(外注)をして、どんな時にインソース(内製化)するのが良いかをまずは考えてみましょう。

     

    ■会社がアウトソースとインソースの分け方を考えるときに出てくるキーワードとして以下の3種がある。

     

    ①「専門業務と一般業務」
    ②「コア業務とノンコア業務」
    ③「戦略的業務と非戦略的業務」

     

     

    ここで①~③の業務の時にアウトソースすべきかインソースすべきかを考えてみます。

     

    ①「専門業務と一般業務」
    “専門業務”は会社の内部に専門家を置いてインソースでやっていき、一般業務はアウトソースされます。

     

    ②「コア業務とノンコア業務」
    通常会社の“コア業務”は社内に残してインソースで行い、“ノンコア業務”を社外にアウトソースします。

     

    ③「戦略的業務と非戦略的業務」

    “戦略的業務”を社内に残してインソースで行い、“非戦略的業務”を社外に出してアウトソースで行うという分け方になる場合が多いです。

     

    ①~③の分け方はどれも正しいのですが、個別にそれぞれのものさしで考えるのではなく、それら全部を複合して考えてインソースで行う業務、アウトソースする業務をどう分けるかを決めるべきだと考えています。

    言い換えますと、非戦略的業務やノンコア業務についても、専門性が高いものもあり、ノンコア業務であってもすべてが一般的業務とは限らないということです。必ずイレギュラーなことがあり、きれいに割り切れるものではないのです。

     

     

    ■「ものさし」は複数の組合せで考える。

     

    「コア業務とノンコア業務」という分類と、「戦略的業務と非戦略的業務」という分類の仕方の“ものさし”は、割りと相性が良く同じような意味合いで使われます。

    しかし、「専門業務と一般業務」という分類は、「コア業務とノンコア業務」や「戦略的業務と非戦略的業務」という分類の仕方の“ものさし”とは、少し“ものさし”の基準や次元が異なり、それぞれの“ものさし”を組み合わせて使う方が良いでしょう。

     

    したがって、アウトソースとインソースを分類する軸としては「戦略的業務と非戦略的業務」と、「コア業務とノンコア業務」という分類の“ものさし”を優先して判断すべきです。よく言われている「専門業務と一般業務」という分類の“ものさし”はサブ的に使うべきです。

     

     

     

    ■具体例は、次回以降に提示するとして、先述の“ものさし”で判断するとリスクやデメリットを被る選択について触れておく。

     

    例えば、専門業務であっても非戦略的業務に位置づけられる業務に対して、社内に専門家を雇ってインソースした場合。ノンコア業務の中で専門性のあるなしにかかわらず、アウトソースした場合などが挙げられます。

     

    特に後述の仕分け方法では、少なくとも業務を管理して、業務から生まれる情報を蓄積していくことはインソースすべきです。

     

    というのもアウトソースした業務の管理がどのようになっているかがブラックボックスになってしまい。数年後にアウトソースした業務全体が見えなくなり、アウトソースの業者を変更したり、業務プロセスを変更して改善をしていくことすらできなくなります。

    更にその業務を特定のアウトソーサーに牛耳られてしまうというリスクも発生してしまいます。

     

    こういうケースは情報や管理だけの問題で解決できるのであれば、業務はアウトソースしていくものの、データや情報をITを利用して蓄積していき、情報だけは自社のものとして、コントロールしていけるような仕組みを作ることをお勧めします。

     

    次回はどんな時に業務をインソースして、どんな時にアウトソースしたら良いかを具体例をあげて説明していきたいと思います。

     

     

    著者:谷口健太郎 書籍:間接材購買戦略-会社のコストを利益に変える

    -(東洋経済新報社)より一部抜粋

     

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