最適な間接材購買のススメ

  • 社長コラム

    2017/11/27

    「いい購買=安い」は正しいか?

    購買をする、そのときの目的は何でしょうか?

    「いいものを安く買う」こと?

    では「安い」って何でしょうか?

    いま買っている値段より安い? 自分が思ったより安い?人が買った値段より安い?常に、何かと比べて安いとか高いとかが決まっていて、絶対的な価格として「安い」というものはなく、いつも何かと比べている相対的な感覚でしかないと思いませんか。

     

    いったい、購買をするということは、何なのでしょうか。
    購買部の役割や購買をするときの目的の一つに「コスト削減」ということをよく耳にします。私自身も16年にわたって、企業のコスト削減ということを全面に出しながら、サービスをしてきていたのかもしれません。ただ、購買にずっと携わってきて、いま改めて思うことは、「購買=コスト削減」ということではないということです。

     

    ただコスト削減は、利益に直結する話なので、とても大事な購買の目的の一つであることは間違いないことです。

     

    しかしながら、単にコスト削減をするということではなく、コストを適正にするという言葉のほうが正しい言い方であり、この「コストの適正化という言い方はとても大事なことです。

     

     

    コスト削減というと、サービスレベルや品質を無視してでも対応できるわけですが、「コストの適正化というと、このサービスレベルや品質を無視しては、絶対にできないことです。

    1億円の買い物でも「安い買い物だったな」と言えるものもあれば、1万円でも「高かったな」と思う買い物のもあると思うのはそういうことなのです。

     

    また、コストの削減や「コストの適正化」ということだけではなく、同じコストを払った上で手に入れる「もの」や「サービス」が、技術の進化でより良いものになっていったり、コストとサービスレベルというものがいつも表裏一体で、どちらかが欠けてもいい購買にはならないというのも、いま私が改めて言うことでもないことです。

     

    しかし、コスト削減ということが、世の中に言葉として氾濫しているいまだからこそ、また改めて、それも非戦略購買(間接材購買)の領域においても大事にしなければならないことでなのです。残りの14回で、購買というものはいったい何なのかを、改めて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

     

     

    著者:谷口健太郎 書籍:間接材購買戦略-会社のコストを利益に変える-(東洋経済新報社)」より一部抜粋

     

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