最適な間接材購買のススメ

  • 社長コラム第2弾

    2017/12/19

    購買の“納得感醸成”のために必要なものとは?

    良い購買をするには、「適正価格」を取得して、最終的には「納得感」を購買する担当者自身、もしくは、その購買を決裁承認する人に与えることとお話をしてきました。

    そして、その「納得感」の醸成には購買業務の正しいプロセスを行うだけではなく、社長コラム第一弾「第9回信頼性を確保する」でお話しました購買プロセスの中の見積取得プロセスを「見える化」するということも「納得感」の醸成には必要になってきます。

     

     

     ■見積取得プロセスについてのおさらい

    ①候補となる業者さんを選定する

    ②仕様の内容検討する

    ③見積依頼先を決定する

    ④見積書の取得先をチェックする

    ⑤その結果から仕様の再検討と再見積依頼を実施する

    ⑥最終的に見積を受け取っている業者から契約先を決定する

     という一連の業務の流れのことです。

     

    ■見積取得のプロセスを「見える化」する

    企業や会社などの組織では、個人で持つ「納得感」だけでなく、購買というミッションの結果がどうであったかを常にレポートすることが求められてきます。このレポートや報告については、単に結果だけではなくその「プロセス」についてもレポートしていくことが、組織の中でみんなに「納得感」を持ってもらうために大変重要なことです。このレポートや報告というのが、いわゆる見積取得プロセスの「見える化」というものです。

     

    ■「見える化」による三つの効用

    企業や会社の組織の中で、報告という行為を「仕組み」として自然に共有できるようになっているのが「見える化」だと思います。

    「見える化」をすることで、三つの効用が企業や会社といった組織の中で生まれてきます。

    まずは、色々な情報の共有が自然にできていくということです。次に、大事なことは、透明性が確保されるということです。三つ目は、その透明性によって、企業や会社といった組織の中に、自然の浄化作用や進化の作用が生まれてくることです。

     

    ■効用の具体的説明

    では「見える化」による三つの効用「共有」「透明性」「自己浄化・進化」について、購買という業務に当てはめて考えてみましょう。

    まず、「共有」ですが、これは、言うまでもなく、いろいろな情報やノウハウを「見える化」をすることで、いろいろな人にオープンにしていくだけで共有されていく、というメリットがあります。

     

    次に「透明性」ということですが、「結果」だけでなく、「プロセス」を「見える化」させることによって、購買という行為に対しての公平性の確保ということができるようになります。

     

    最後に「自己浄化・進化」ですが、(見積取得プロセス)を「見える化」することで、購買担当者自身が正しい購買をしていかなくてはならないという「抑止力」が働いてくるようになるということです。つまり、組織全体に対して、自然にプロセスがチェックされるということで、抑止力が続いていき、組織の「自己浄化・進化」が進んでいくということになるのです。

     

    ■購買の納得感の醸成には見積取得プロセスの「見える化」が必要

    このようにレポートや報告のために、見積取得プロセスを整理したり文書として記録しておくと、その過程が一目瞭然になりますから、今まで曖昧であった部分、不透明のまま通り過ぎていた部分が浮き彫りになって見直しを迫られたり、見積依頼をする際に業者さんの選定基準などのルールをもっと明確にしたほうがよいなど、実感する部分が出てくることもあります。それをもとに、より良い方向に修正して進化していくことも可能となるのです。そのため納得感の醸成がしやすくなります。

     

     

    著者:谷口健太郎 書籍:間接材購買戦略-会社のコストを利益に変える

    -(東洋経済新報社)より一部抜粋

     

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