インボイス制度導入後の現場レポートとDXの最前線 | ディーコープ株式会社

DeeCorp メールマガジン

インボイス制度導入後の現場レポートとDXの最前線

インボイス制度スタートから2ヶ月弱

インボイス制度導入から1ヶ月半が経過し、その影響についてのそれぞれの現場ではどうなっているのでしょうか。オービックビジネスコンサルタント(OBC)の調査によると、経理担当者600人のうち、インボイス制度施行後の初月末を不安に感じる人は79.5%に上りました。この結果は、新たな制度による業務への影響が、多くの経理担当者にストレスを与えていることを示しています。具体的には、35.0%が「とてもストレスを感じるようになった」と回答し、41.5%が「ややストレスを感じるようになった」と答えています。特に、40代の経理担当者の中で「とてもストレスを感じる」と答えた割合が43.3%と最も高く、30代でも41.4%という高い割合でストレスを感じていることが明らかになりました​​。

出典:OBC、インボイス制度施行の影響について経理担当者に意識調査を実施

このような状況の中、各企業はどのように対応しているのでしょうか。インボイス制度の導入に伴い、業務の自動化や効率化が求められています。しかしながら、企業によってはまだ準備が不十分な場合もあり、この新しい課題に対処するための戦略が重要になってきます。

ディーコープとしても、間接経費分野のコスト最適化の観点から経理部門の工数の増減は注視しているポイントであります。法人における請求は都度のものもありますが、月末で締めるケースも多く、より詳細な実態が見えてくるのは12月頃になるのではと考えております。

”DeeX OnlineCounter”チームから見るインボイス制度とDX推進

インボイス制度に対してDX化(IT化)での対応が叫ばれることが多かったように見受けられますが、実態としてはどうだったのでしょうか?

インボイス制度導入後のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進について、弊社の「DeeX Online Counter」チームにヒアリングを実施しました。その結果、顧客の経理・会計業務には大きな変化が見られ、多くの企業が手作業の限界を感じ、システム化に移行しています。特に、インボイス制度導入2ヶ月前からDXに関する相談が急増し、クラウド化や勘定科目の自動振り分けなどのニーズが高まっていました。

また、その中でインフォマートのBtoBプラットフォームが最も人気のあるDXサービスとなっており、主なニーズとしては請求書発行事業者がインボイス対応事業者であるかを確認することのようです。このようなインボイス対応事業者であるかを確認するプロセスが業務上の工数を大きく増大させていたのだと思われます。

インボイス制度を超えた全体最適のDX推進

また、ここではインボイス制度導入後のDX推進による具体的な解決策と事例、その効果に焦点を当てたいと思います。。クライアントの満足度を測る主要な指標は、経理担当者の工数削減になることが多いようです。今後のインボイス制度とDXのトレンドは、紙の請求書の完全廃止に向けた動きが予想されます。このトレンドに沿って、見積から発注・清算までを電子データのみで一気通貫して処理できるシステムの必要性が高まっています。これにより、業務の効率化だけでなく、経理担当者のストレス軽減にも大きく貢献することが期待されるでしょう。

ディーコープでは、インボイス制度への対応だけではなく、電子帳簿保存法なども併せてデジタル化していくことで、あらゆる紙業務を無くし、紙・郵送費・印紙代のコスト削減に加え、承認や捺印までのリードタイムを短くすることで業務コストも削減するようなトータルソリューションでのDX推進をお勧めしております。ご興味のある方は”DeeX Online Counter“も是非チェックしてみてください。