-
知って得する防災対策
2018/09/04
7.5万回転できない方はご確認ください
猛烈な台風が到来しましたが、
みなさまご無事でしょうか。・防災時にスマホが最強のライフラインになること
・その際、バッテリーの維持が重要であること
・手回し充電器は実際には役に立たないこと
をお伝えしました。今回は手回し充電器がなぜ機能しないかをご説明し、
ライフラインがポケットに入る現代に必要な防災対策をお伝えします。◆手回し充電器が役立たない理由
~そもそも接続できない可能性~手回し充電器をお持ちの方は購入時期と仕様を確認してみてください。
何年も昔に買ったまま会社に眠っていませんか?防災用品は何年も先かもしれない災害に備えるものですが、
電子機器の仕様は数年で変わることがあるのです。例えばiphone5から導入された充電端子の『
ライトニングケーブル』 iphone5の発売が2012年ですから、
それより昔の手回し充電器はまず対応していません。 それどころか防災ラジオの売れ筋ランキングには、
未だにライトニングケーブルに対応していない製品が散見されます
。 ~充電で、命を逆に削りますか?~
もう1つ致命的な問題があります。
お手持ちの携帯電話のバッテリー容量をご存知でしょうか?
即答できる方は相当な電子機器ツウだと思います。
普通は解りませんよね。 実は、
ガラケーと比べてスマホに搭載されるバッテリーは大型のケースが 多いのです。 下記に一例を列挙します。
現在主流のスマホはガラケーと比べて倍以上の大容量になっている
イメージ。 つまり充電がそれだけ大変なのです。
これを手回しで充電する場合、
どのくらい回す必要があるでしょうか? 少し古いデータですが、実際に回してみた実験記事がありました。
(https://style.nikkei.com/article/DGXDZO71305130W4A510C1W02001?channel=DF130120166128&style=1)
この記事をベースにバッテリー容量を計算すると、
iphoneⅩをフル充電するには7.5万回転以上、10時間29分も回し続ける必要があることになります。
記事では大人が4人がかりで10分で手が真っ赤になったというこ
とですから、 10時間以上も回すのはかなり絶望的な労働ではないでしょうか。また繊細かつ精密なスマホは不安定な弱い電圧による充電を避ける仕様になっています。 一生懸命まわしている間は充電されても、疲れて回転が減速したら充電が弾かれるのです。機種によってはそのたびにエラーを通知する画面が立ち上がり、むしろ電池を消耗してしまう結果に。 そんな終わりの見えない回転運動を、
ただでさえ精神的に追い詰められた状況で10時間以上続けられる
でしょうか? ◆ライフラインの充電をどうするか
手回し充電ラジオは現代のスマホに接続できないものも多く、
接続できたとしても現代のスマホを手動でフル充電するのは非現実
的。 それでは、
現代のライフラインのバッテリーをどう維持すればよいでしょうか 。 ~電池を電池で復旧する方法~
一番シンプルなのは乾電池での充電です。
乾電池を使った、USB(TypeA)
接続が出来るシンプルな充電器があれば、 ストックしてある電池の分だけ充電が可能です。
もちろんUSBの仕様が今後変わる可能性もゼロではありませんが
、 iphone3G登場時もライトニングケーブル登場時も、
この方法なら各人が持っているUSBで充電できる純正ケーブルで
対応できたことになります。 ~無限の力を借りる~
乾電池による充電は安価に準備できますが、
当然、乾電池がなくなれば充電は出来なくなります。
中長期的な充電手段を確保したい場合に有効なのがソーラー式の充
電器です。 天候に左右されるという欠点はありますが、
自然の力で半永久的に電源を確保できるのが強みです。
◆とにかくまずは自社の備えをチェック
いかがだったでしょうか?
ライフラインがポケットに入る現代だからこそ、
実際の非常時にスマホを使える状態にしておきたいですね。
明日、災害がおきてもスマホが使えるかどうか。
いちど自社のスマホバッテリー対策をご確認ください。
弊社では防災用品はもちろん、
あらゆる間接材の適切な購買方法をご支援しています。
適切な購買方法に悩んだら是非いちど
こちらまでご連絡ください。